「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」主宰の林建太さんとの対談が冊子にまとまりました。見える人と見えない人があーでもないこーでもないと議論しながら作品を鑑賞していく、この「見る」ではなく「鑑賞する」のレベルを設定したときに、見える人と見えない人のあいだに、お互いがお互いの役にたつような揺れ動く関係が生じる。これは非常に大きな発見だと思います。丁寧に丁寧に方法論をさぐっていらっしゃる思いがつたわる対談です。