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『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』を水声社より出版しました。10年ほどにわたるヴァレリー研究をまとめたものです。「作品を使って身体を解剖する」という今なお刺激的なヴァレリーのアイディアに迫りました。20世紀以降の美術にとって最重要テーマの一つである「観者(読者)」の問題から芸術論としてヴァレリーを読み解いています。