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聴覚版VR

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芸術Cの課題作品として学生が作った聴覚版VRシステムが、iPhone用ゲームアプリとして、iTuneで公開されました
授業は科学技術とアートの関係についての話をメインに、ときどき目の見えない世界の話などをしていたのですが、学生はそこをうまくつなげて、「視覚ぬきのスマホの使い方」を提案してくれました。音が空間に定位されていて、スマホをそちらに向けると、鳥のさえずりやゾンビのうめきが聞こえてくる。音が聞こえる方向にスマホを向けたままタップすることで、音の主を捕獲(=写真に撮る)ことができるという仕組みです。

授業の成果がパブリッシュされるというのはとても嬉しいこと。いい反響があることを期待しています。


ーーーー(以下、アプリのディスクリプション)ーーーー
アプリの内容は、
あなたの周囲360度に広がる『音』に耳を澄ませよう!
視覚情報の一切ない状況で『音』だけを頼りにミニゲームに挑戦!
聴覚版の擬似現実( VR )体験が出来る新感覚アプリここに誕生!
聴覚を刺激する3種類のミニゲーム
いずれも視覚情報は一切ありません。
周囲360度から聞こえる音を拾いながら状況を判断しよう。
(デバイスの向きとゲーム内のあなたの視線は同期しています。デバイスの向きを変えることでゲーム内のあなたの視線の向きを変えられます。)
1)Bird Watching
あなたは静寂と騒めきに包まれた森林でバードウォッチングをしている。周囲から聞こえるホトトギスの鳴き声をよく聞き、上手に写真を撮ろう。
2)Zombie Baster
血肉に飢えたゾンビが出る真夜中の墓地に迷い込んでしまったあなた。
手に構えるショットガンで襲いかかるゾンビの軍勢に立ち向かおう。ただし真っ暗闇の中、あなたが頼れるのは自身の聴覚だけ、、。
3)Jet Chase
白熱の空中逃走劇!
ジェット機に乗り亡命を企むUFOを捕まえよう。しかし、UFOは姿が見えず機体が発するサイレン音だけが頼りだ。